住生活用品業界の動きを伝える月刊紙 LIVING-BIZ

月刊リビング・ビジネス

寝具店奮闘記

すべては消費者のために

梶井 宏修 会長
梶井 宏修 会長

 日本羽毛ふとん診断協会は、消費者に安心して羽毛布団を使ってもらうために、羽毛と羽毛布団の知識と技術を高めていこうという寝具店が集まって2014年12月に発足した。現在、会員は73人で専門的な講習会を定期的に開催、それぞれの店舗で羽毛布団のリフォームに伴う羽毛診断の実績を積み重ねることで「ダウンプロフェッサー」として認定される。これらの専門知識を伝授するのは梶井宏修会長(日本睡眠環境研究機構理事長)だ。

 今年1月に2019年度の総会を開催後、今年最初の情報交換会が開催された。内容は①経営心理学セミナー②新素材を使った布団の熱移動実験③2020年寝具業界の展望──と、かなりアカデミックな内容だ。

 経営心理学セミナーは、日本経営心理士協会の藤田耕司代表理事が、寝具店向けの経営心理学を活用した営業法を解説した。参加したメンバーも熱心に耳を傾け、セミナー終了後もまだまだ話が聞きたいという声が多く聞かれた。

 梶井会長による「化学繊維を使った布団の熱移動実験」が行われた。最近、温かさを追求した合繊の布団が通販を中心に多く登場しており「羽毛布団より暖かい」というのがキャッチフレーズだ。今回の実験では、そのような布団を使って、熱の動きがどのようになっているのか、羽毛と合繊を同じ条件のもとでサーモカメラなどを使って実験した。

 同会としては、多種類の布団が販売されている昨今、羽毛布団の知識を高めていくことはもちろんであるが、その他の布団の情報も知っておくべきだと痛感したようだ。

 最後に、同会顧問の黒野秀樹氏が「2020年寝具業界の展望」について解説した。まず、本紙「リビング・ビジネス1月号」を参照して、新商品の動向や海外からの日本市場への参入、あるいは日本企業の海外販売など業界全体の動きを展望した。さらに各企業のトップインタビューから業界の流れを読み、同協会として、20年の方向性を展望した。

 それによると、①消費者とのコミュニケーションを図り(価値観を共有)②協会で得たノウハウを実践(見える化・魅せる化)③消費者の「より近く」に貢献する取り組み(課題解決)④優れた差別化と強みで消費者の支持を高める──とまとめた。

専門的な技術講習で知識和高める
専門的な技術講習で知識和高める

■日本羽毛ふとん診断協会

■所在地 〒563-0219 大阪府豊能郡豊能町余野869-1

■電話 072-737-7260

■代表者 梶井宏修

ページトップへ戻る