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月刊リビング・ビジネス

よしえが見た いい寝!

最初の90分の熟睡

小島祥栄
小島祥栄

 先月関西で久しぶりに大きな地震がありました。私も被災しましたが、本当に怖かったです。また地震がくるかもしないという恐怖で、なかなか眠れない方もいらっしゃると思います。ですが、逃げる準備をしっかり整えた上で、少しでも眠ることが大切です。

 先日ようやく読んだ「スタンフォード式 最高の睡眠」にも、そのヒントになりそうな記述がありました。十分な睡眠時間がとれない方のために「最初の90分を熟睡しなさい」と教えてくれています。

 睡眠負債という言葉が独り歩きしているようですが、結論を言えば「睡眠負債はなかなか返せないので負債を作らないようにしよう」ということです。適切な睡眠時間は人によって異なりますが、一般的には8.2時間の睡眠をとりたいと感じているそうです。

 ところが日本人の平均睡眠時間は7時間以下。ほとんどの人が睡眠不足で負債をため込んでいる状況です。返済には相当な時間がかかります。十分な睡眠をとらないと身体は疲弊し、記憶はあいまいになり心が不安定になってきます。そうなると賢明な判断ができずにミスを犯し、仕事や人間関係だけでなく他人の生命まで奪いかねない事故を起こすこともあります。睡眠は身体の成長と回復を促し、脳内の知識や記憶情報を整理し、心も体もリフレッシュできることがわかっています。そこで、最初の90分の熟睡が重要になるのです。

 仕事や勉強のため眠らずに努力することもありますが、眠りたくなったらそのまま90~120分(個人差あり)熟睡してから起きるようにする。すると身体の成長と機能の回復、記憶の整理と定着が行われるので効率的になります。「どうしても眠る時間が確保できない場合はたった1時間半から2時間、完全に眠ることをお勧めします」とおっしゃられています。完全に眠るにはリラックスした着衣と寝具で、暗くした寝室で眠るのが一番いいのではないでしょうか。

地震で被災した方々にとっての心と身体の回復とケアにもつながるように思います。被災した皆様、どうかお体に気をつけてください。

スタンフォード式最高の睡眠
スタンフォード式最高の睡眠

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